指数平滑移動平均線(EMA)とその売買法

SMAは多くの人が見ているだけに効果的なテクニカルですが、反応が遅いのが欠点ですね。

反応が早い移動平均線があります。

MACDにも採用されている指数平滑移動平均線(EMA)です。

まず初めに、ちょっと面倒ですが指数平滑移動平均線(EMA)の計算方法から見てみましょう。


指数平滑移動平均線(EMA)の計算方法



5W2C1270.jpg

指数平滑移動平均線(EMA)の計算式は面倒ですので、業者さんのチャートに任せればいいのですが、仕組みだけをうっすらでもいいので覚えておいてください。

指数平滑移動平均(X日) =1日目の計算(1C+2C+3C+4C+5C+……+NC)÷X
=2日目以降の計算(前日の指数平滑移動平均)+Y×(当日終値-前日の指数平滑移動平均)
*NC=N-1日目前の価格 1C=当日価格
Y=2÷(X+1)

上記計算式を見ても良くわからないので、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)を比較してみてください。

単純移動平均線(SMA)        (1日目の終値+2日目の終値+3日目の終値+4日目の終値)÷4

指数平滑移動平均線(EMA)     (1日目のEMA+2日目のEMA+3日目のEMA+4日目の終値+4日目の終値)÷5
指数平滑移動平均(EMA)の1日目の値は単純移動平均の値とします。

4日移動の単純移動平均線(SMA)でいうと、5日目には1日目の値を考えず、2日目から5日目の値で計算することになりますが、EMAだったら全部の数値が含まれている事になります。

仕組みはなんとなく理解できたと思います。わかりにくいと思いますけど、殆どの場合計算は業者さんのチャートに機能が備わっているので考え方だけを知っていればいいと思います。

そしてこの計算でいけば、昨日の指数平滑移動平均線(EMA)より今日の価格が上であれば、今日の指数平滑移動平均線(EMA)は必ず上で、昨日の指数平滑移動平均線(EMA)より今日の価格が下であれば今日の指数平滑移動平均線(EMA)は、昨日の指数平滑移動平均線(EMA)より必ず下につくことになり、結果的に指数平滑移動平均線(EMA)は単純移動平均線(SMA)より反応が早くなります。

指数平滑移動平均線(EMA)の特徴



5W2C0610.jpg

ここでもう一度、SMAとEMAの違いを押さえておきます。

単純移動平均線(SMA)は、小幅な値動きが続き、その後、急に値幅が大きくなった時、反応が遅れてしまうのが欠点で、それを補うために考え出されたのが指数平滑移動平均線です。

使い方は指数平滑移動平均線(EMA)は、単純移動平均線(SMA)と同じですが、直近の値動きを重視して計算されているために、SMA(単純移動平均線)に比べて直近の動きに反応しやすくなっています。

では、具体的に単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)の違いをチャートで見て見ましょう。

capture-20151115-010106A.jpg
↑クリックで拡大できます。
チャートはアイネットトレーダーで設定で指数平滑移動平均線(EMA)と単純移動平均線(SMA)を同時に表示することも簡単に出来ます。

チャート内の緑の枠内でAの地点では単純移動平均線(SMA)は上昇をしていますが、指数平滑移動平均線(EMA)はいち早く売りのサインをだしていますし、Bの地点でも単純移動平均線(SMA)は下降相場に反応できていませんが、指数平滑移動平均線(EMA)は反応して買いサインを出しています。

こうしてみると、指数平滑移動平均線(EMA)はいいことばかりのように見えますが、反応が早いだけにダマシが多くなり、安易にトレードするとロスカットが多発します。


指数平滑移動平均線(EMA)でのトレード



5W2C0124.jpg

指数平滑移動平均線(EMA)を使った取引方法として、色々な手法がネット上で溢れています。

パラメーターを○○と〇〇にして、ゴールデンクロスやデッドクロスで取引すればいいとか、他の特定のテクニカルと合わせて使うと鉄板で利益をあげられるとかです。

しかし、そんなに簡単に必勝法があれば、為替で負ける人なんていません。

個人的な考えとしては単純移動平均線(SMA)で書いた、グランビルの法則を用いた方法がベターだと考えます。

長期線でトレンドを確認し、短期線、中期線のゴールデンクロスやデッドクロスで売買をすれば良いと思います。

全てのテクニカルには意味と使い方があり、そのテクニカルを使うとき、漫然と意味をわからず早急に取引に使うのではなく、しっかりと仕組みを把握し、そのテクニカルが現在の相場に合うかどうかを判断し取引をするようにしたいところです。


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2015-11-15 19:30 : テクニカル : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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