日柄の研究  対等数値

一目均衡表の基本数値について前回は書きました。

今回は『基本数値』という考え方に対して、『対等数値』について考えて見ます。

これは過去に影響を与えた日柄は、将来に於いても影響を与える事があるという考え方です。

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基本数値が一時的に機能しなくなる原因として、マーケット参加者が入れ替わったり、ファンダメンタルズ的に不測な事態が生じた事が考えられますが、それも、落ち着いていけば基本数値に回帰してきている事が、過去の相場を見ればわかります。

その不測の事態等による相場の乱れに於いても、対等数値等を用いて一目均衡表は対応しているのだと考えています。

対等数値の考え方としての特徴は『変擬』にあり、波動の転換点を変擬点といいます。

また対等数値は、連続して現れるだけでなく、日柄が重なったり隔てて現れる事もあります。

対等数値
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これは昨年末からのポンドル日足です。

aが19日bが18日cが19日となっています。

aとbの関係が重擬でaとcの関係が変擬と呼ばれており、これが、対等数値の大まかな考え方と理解しています。

ここで重要なのがcで形成された波動です。

これは一目の基本波動から外れてしまい、P波動になっている点です。

P波動、Y波動は基本波動ではなく、中間波動と呼ばれています。

相場を長い期間の時間軸で見た時には、P波動やY波動は見て取れず、基本三波動だけで相場を考える事が出来るからです。

そういった事からP波動やY波動は、短期的な日柄調整の役目を担う事と考えられ、対等数値から基本数値に回帰していく前に現れて調整を図る役目や、相場の転換点に日柄調整が必要な時に現れるのかもしれません。

現に上記チャートの後に2月3日に、今回は転換点の日柄調整の役目を果たし昨年11月4日につけた高値に迫る勢いを見せました。





ドル円日足です。
対等数値1
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基本数値と基本波動と対等数値が綺麗に機能した例がドル円でみてとれます。

雲上限に阻まれ、下落を決定づけた昨年6月4日からドル円は基本数値26日の近似値でV波動を形成し、尚且つ対等数値での推移を示していました。

しかし、9月15日に行われた日銀介入によって、日柄のリズムの狂いが生じ、日柄は33日の基本数値へ、波動もI波動と変化した事から、これが、11月1日に一旦のドル円の底打ちをつけるきっかけになったと考えています。

その後はお手持ちのチャートで確認して頂ければわかりますが、11月1日からの33日目の12月15日にN波動を形成し戻り高値を示現し、P波動を形成しながら32日目の1月27日に折り返して下落しております。

しかしP波動を形成した事から33日の対等数値は崩れて行くかもしれませんので、現在のところは微妙な相場になっていると考える事ができます。(2月4日現在)

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一目均衡表は成熟した相場に於いてこそ、その真価を発揮する事が多く、そういった意味では、他の通貨ペアに比べ、ドル円における信頼性は高く、対等数値にも基本数値が現れる事が多いと感じています。

現に、私の日柄トレードに於いても、ドル円が一番勝率が高くなっております。

また、対等数値には波動構成との関係が深く、一目均衡表では基本6パターンがあり、佐々木英信先生は、これに4パターンを追加しておられます。

詳しく知りたい方は『一目均衡表の研究』に詳しく書かれていますので、是非、手にして読んで頂きたいと思っております。

日柄観測の精度を高めるにあたり重要だと考えておりますので、安易に私が稚拙なブログに書くよりも、原著を見て頂く方がいいと考えるからです。

一目均衡表の研究』には、あまり知られていない背反値やS構成点、限定値幅、足型についても詳しく書かれており、必読の書となっています。

日柄観測を用いたトレードは破壊力抜群ですが、色々と探してみたのですが、今のところ日柄観測ができるチャートはアイネット証券i-NET TRADERのフィボナッチボックスしかありません。

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ポンド円村

この記事は2011年に記念記事で投稿したものを、若干の加筆をしたものです。 日柄の基本概念はほとんど変わることなく数年が経ちました。 自分自身が初心に戻る意味も含めて再掲致しました。 日柄観測に関しては原著とは異なった見解があります。 記事内は、私見である事を前提としてお読みください。
2015-10-24 18:09 : テクニカル : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

日柄の研究  基本数値編

相場は時間が支配している。

テクニカルでどれくらい上がるか下がるかを考えるものはたくさんありますが、いつまであがる、いつまで下がると予測するテクニカルは数少ないです。

もし、時間軸を当てられるとしたら、それは他のテクニカルとは次元の違う最強のテクニカルとなるでしょう。

一目均衡表は時間論を最重要視しており、ペンタゴンチャートと同じく、時間軸を計る事のできる稀有なテクニカルです。

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日柄について、アノマリーと同じくオカルトなどと一蹴される方もありますが、日々の生活に於いても知らず知らずのうちに時間に支配されている事があり、生活の中でも、何故か同じ時間に同じ事をする事があります。

それが突発的な出来事で変化をもたらせたとしても、また、同じ時間に回帰していくか、新たなリズムができ、そのリズムが習慣となっていく事があります。

人間にはそういったリズムがあり、その人間が動かしている相場にリズムが生まれて当然なのです。

メリマンサイクルやフィボナッチを用いたサイクル論がありますが、私は一目基本数値が一番だと思っております。

というよりも、私のトレードスタイルには一目均衡表の時間論が一番あっていました。

この自分のトレードのスタイルに合ったテクニカルかどうかという事は非常に重要です。

なにを当たり前のことを言っているのかと思われるかもしれませんが、自分に合うかどうかが相場で勝てるか否かのポイントになります。




儲かる手法があるよ!

勝てるインジケーターがあるよ!

と聞けば、すぐに飛びつきたくなるのが人間だからです。

勿論、ネット上の意見やトレード仲間の考えは有効かつ不可欠なのですが、飛びついてしまって大損をしたと嘆く方が大半です。


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話が外れてしまいましたが、このことはすこぶる大切なことで、いずれかの機会に詳しく書きたいと思い、一目均衡表の日柄に話を戻します。

波動と時間の組み合わせ

一目の場合、基本数値が多く、どこからでも日柄をとれると言ったご批判もあるようですが、波動論と組み合わせて行けば、他のサイクル論と同じく絞れてくると考えています。

かえって、数値が多い分だけ柔軟性があり、タイトな数値で日柄がでてきますので、流動性が高く流れが速くなってきている為替には使いやすいのではないかと思っています。


まずは基本数値のおさらいです。

一目基本数値

以上の基本数値を踏まえて実際のポンド円で見てみましょう。

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ポンド円日足です。

場所はどこでもよかったのですが、対等数値と混同するとわかり難くなりますので、基本数値の綺麗に出ている地点とを例にしました。
波動の変化を見せる時に、1日2日のズレはでてくるものの基本数値が表れているのがわかります。
このズレは、どのサイクル論でも『オーブ』として認めており、特に一目基本数値だけがズレを生じるわけではありません。

しかし、上記でも書いたとおり基本数値が多く、どこに当てはめていいのかわからないとよく質問をされますが、やはり、起点となる位置は決めておかなければなりません。

上記チャートであれば、2009年8月を起点として考えるのが自然ですね。

では、全部が起点から基本数値だけで動いていないではないかというご指摘があると思いますが、その為に対等数値や、基本波動以外の日柄の変化をもたらす事の多い中間波動のP波やY波などの存在があります。

しかし、いくら時間が優先で価格は後からついてくるとわかっていても価格で利食いを入れるのですから、理解はしておかなければなりません。

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一目にはNT計算式・N計算式・V計算式・E計算式が用意されています。

詳細は、どこにでも書かれているので割愛しますが、これを日柄と併せて考えて行けば、おおよその目安をつけて行く事ができます。

また、目標値を達成したからと言って、即座に反転するわけではなく、日柄の消化がなされてない場合は日柄調整をする事がよくありますので、ドテンする時は、日柄が消化されているかも確認を忘れずに。

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起点となる8月7日からの下落では、a地点の9月28日にN値は達成したものの日柄を消化されずb地点の10月7日まで再度下を攻める動きです。

相場は、随所でこういった動きを見せ、値幅だけでトレードすると9月28日にドテンで入ってしまい精神的にも負担がかかり、場合によっては損切りした後に上昇するといった事がよくありますが、日柄を見ておけばリスクも避けられたるでしょう。

次の10月23日を起点とする下落は、基本数値の日柄とV計算値がぴったり重なった事から、綺麗な戻りをみせており無駄のないトレードが出来ました。

私も日柄を勉強するにあたって、色々なブログや本を見たのですが、結果論として書いてはあるものの、他の手法などに比べると情報が少ないように思えます。

参考文献となると、一目均衡表原著と佐々木英信先生の書いている『一目均衡表の研究』位しかありませんでした。

他は、四方田先生の『実践 日柄の研究 (株式投資実践シリーズ)』と言う本があり、これは一目基本数値だけでなく他の要素も含まれていますが、その中で四方田先生の考え方の中に大きなヒントがあります。





四方田先生の他著には『実践 値幅の研究 (株式投資実践シリーズ)』もあり、こちらも合わせて読む良いでしょう。





上記図は縦軸に価格、横軸に時間を表わしたものです。

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左は時間と価格が綺麗な関係をつくったものです。

真ん中は、価格だけを達成し日柄が迎えられず、調整を図る形となったもので、これが先ほど述べた、8月からの下落局面の形となります。

右が、価格が先に達成し次の波動を作る為の準備となった形となり、これからN波動を形成していく前の準備段階となる事が多く見られます。

これ以外にも、日柄を消化して価格が目標値まで達成しないと感じる事もありますが、そういった場合は、日柄が優先されて、目標値はリセットされたと考えたよりも、自分の見ていた起点を間違えている可能性が高く、大きく見ると目標値は達成する可能性が高く、逆にその時の波動が上昇波動か下降波動かを見極めやすくなっている事があるので、視点を変えて行く事が必要でしょう。

このあたりは佐々木英信先生の『一目均衡表の研究』の中の第八章一目均衡表総論の第50講以降に詳しく書かれていますので、是非お読みになって頂ければと考えております。

基本数値に対して対等数値と波動の基本的な組み合わせでの日柄の考え方は、次の記事に書きたいと思います。


以上のように日柄観測を用いたトレードは破壊力抜群で収益も大きいですが、今のところ日柄観測に適したチャートはアイネット証券i-NET TRADERのフィボナッチボックスしかありません。

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長い記事を最後までお付き合いありがとうございました。






ポンド円村



本文中の日柄観測に関しては原著とは異なった見解があります。 記事内は、私見である事を前提としてお読みください。 記事は2011年2月に1年間連続投稿記念として掲載したものに、若干の変更を加えた改正記事となっております。
2015-10-24 18:05 : テクニカル : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ポンド円 日柄考察  10月22日

お久しぶりです。

ポンド円の日柄考察です。

4月14日の安値を起点として考えています。

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アイネットトレーダー

ちょうどこのあたりは1月に安値を試して破れなかったことと、遅行線も陽転しやすくなってきたことから目処が立てやすいところでした。

ここから51日目の6月24日でI波動を描き天井を付けました。

値幅的にも2月高値から4月安値の2倍というところで落ち着き、日柄と値幅も達成感をもち、調整をしやすいところでした。

6月24日の8月6日までの32日目をV波動で消化し、これもいったんは直近高値安値の半値戻しからの戻りで日柄も値幅もハッキリとしていた為にわかりやす形でした。

高値をつけたあと9日目できっちりと天井をつけての大きな下落ですが、9月4日は6月24日から数えて52日目で、高値安値の3分の一ということもあり、ここもかなりわかりやすい形で下落を止めました。

さてこれからですが、波動の形から見てP波動を形成中に見受けられて、11月9日あたりまでは方向性がつかみにくい感じです。

現在の位置はチャートを素直に見れば、上値は厚めの雲の加減があり185ミドルは重い感じが見えますが、遅行線の位置は悪くなく、下げにくい形にはなっています。

しかしながら、上値を軽くするには180円を試したほうが大きな上昇が望めますので、明日から下げにくい展開が続くと、かえって上値が重くなっていく感じがします。





2015-10-22 19:52 : 日柄 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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